火繩銃ひなわじゅう)” の例文
新字:火縄銃
グレーヴ河岸と向かい合った所では、火繩銃ひなわじゅうを持った青年らが、女ばかりの家に陣取って発火した。そのひとりは燧金銃ひうちがねじゅうを持っていた。
彼は、岩に立てかけた自分の背負いごから頑固がんこ火繩銃ひなわじゅうを取りだした。そして、下闇したやみに吸われて行った。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
これまではみな火繩銃ひなわじゅうばかりであったですが、今度いわゆる新式の鉄砲が出来るようになって、それが大分成績がよいのでなお鉄を沢山仕入れて大いに製造しようというところから
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)