火掻ひか)” の例文
ストーヴの火掻ひかぼう、金庫やドアの把手など、指紋の残っていそうな箇所を入念にふきとった。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
さすがは場数ばかずを踏んだ巡査部長だけあって、口ではおどろいても、態度はしっかりしたものだ。腰をかがめると、火掻ひかぼうで、その肋骨らしいものを火のなかから手前へ掻きだした。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)