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濡事師
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ぬれごとし
ふりがな文庫
“
濡事師
(
ぬれごとし
)” の例文
彼は、二十の年から四十幾つと云う今まで、何の不安もなしに、
濡事師
(
ぬれごとし
)
に
扮
(
ふん
)
して来た。そして、藤十郎の
傾城買
(
けいせいかい
)
と云えば、
竜骨車
(
りゅうこしゃ
)
にたよる里の童にさえも、聞えている。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
本人は一とかどの
濡事師
(
ぬれごとし
)
の積りだから手に了へないよ。
銭形平次捕物控:295 万両息子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それに比ぶれば、七三郎どのの巴之丞は、都にて初ての狂言じゃ。京の
濡事師
(
ぬれごとし
)
とはまた違うて、やさしい
裡
(
うち
)
にも、
東男
(
あずまおとこ
)
のきついところがあるのが、てんと
堪
(
たま
)
らぬところじゃ
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
濡
漢検準1級
部首:⽔
17画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“濡事”で始まる語句
濡事