“滝人”の読み方と例文
読み方割合
たきと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十四郎の妻の滝人たきとは、こうして一時間もまえから、沼の水際みぎわを放れなかったのである。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
また、そのような植物妖異の世界が、この世のどこにあり得ようと思われるだろうが、しかし、騎西滝人たきとの心理に影像をつくってみれば、その二つがピタリと頂鏡像のように符合してしまうのである。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)