滋々じじ)” の例文
聽いて居る人もホツとしたさまで、一時に四邊あたりがしんとなる。僅かの薪はもう殆ど燃え盡きて居て、洋燈は切りに滋々じじと鳴つて窓からは冷い山風がみつしりと吹き込んで來る。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)