渾々こんこん)” の例文
その静養の間にあって、藪柑子時代以後一時中絶していた先生の創作意欲が、急にはけ口をもった清水のように、渾々こんこんとして流れ出したのであった。
寺田寅彦の追想 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)