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渠女
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かれ
ふりがな文庫
“
渠女
(
かれ
)” の例文
で、聞く一言一言が、
渠女
(
かれ
)
の身に取ると、胸に釘を打たるる思ひ。その場へ昏倒するのではないかと思はれた事も幾度かであつた。
もつれ糸
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
渠女
(
かれ
)
は始終、涙と
太息
(
ためいき
)
とで聞いてしまつて、さて心の糸のもつれもつれて、なつかしさと切なさとに胸裡は張り裂けんばかり、銀が今の身の上
最愛
(
いとし
)
と思ひつめては、ほとんど前後不覚。
もつれ糸
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
渠女
(
かれ
)
は、銀が三年
以来
(
このかた
)
の惨澹たる経歴と、大酒飲みになつた事と、
真面目
(
まじめ
)
に働くがいやになつた事と、この世には望みもなければ、楽しみといふものの光明も認められぬやうになつた事など
もつれ糸
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
渠
漢検準1級
部首:⽔
12画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“渠”で始まる語句
渠
渠等
渠奴
渠底
渠水
渠輩
渠門
渠奴等
渠槽
渠首