“済時”の読み方と例文
読み方割合
さいじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ彼が同僚阿部伊勢守は、涙眼以て答えて曰く、「委細承知つかまつりぬ」と。彼は弘化元年六月二十一日に出で、同二年二月二十二日を以て去る。この人一たび去りて、幕閣また済時さいじの宰相なし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)