“涿県楼桑村”の読み方と例文
読み方割合
たくけんろうそうそん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関羽と張飛のふたりに別れてから、玄徳は姿を土民のふうに変えて、ただ一人、故郷の涿県楼桑村たくけんろうそうそんへ、そっと帰って行った。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、ここから故郷の涿県楼桑村たくけんろうそうそんまでは、百里の余もあった。幾夜の泊りを重ねなければ帰れないのである。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これは涿県楼桑村たくけんろうそうそんの生れで、それがしとは幼少からの朋友です。劉備りゅうびあざな玄徳げんとくといって、つい先頃までは、平原県へいげんけんれいを勤めていた者です。——どうかよろしく」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)