“海濤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいたう50.0%
かいとう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにしても私は何んなに隠岐をきにあくがれたであらうか。私はその青螺せいら海濤かいたうの中に見るためにわざわざ日の御崎までも行つたではないか。地蔵岬の鼻まで行つたではないか。
隠岐がよひの船 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
今や海濤かいとうを踏んで隣家の如く互いに往来したる、西南群島もしくは葡萄牙ポルトガル西班牙スペイン英吉利イギリス等は、星界よりも遠く、日に相交渉するは、その咫尺しせき相接する隣藩のみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)