海底うなぞこ)” の例文
山の手の夜は海底うなぞこのようだ。その暫らくの間を埋めて、深森しんしんと耳の痛くなるような、音のない夜の音が聞えて来る。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
海底うなぞこ海鼠なまこのそばに海胆ひとで居りそこに日の照る昼ふかみかも
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)