浮足立うきあしだ)” の例文
相手のしょうがわかっておれば、たとえおにでもじゃでも、おそれをなすような連中ではないが、闇のなかから声ばかり、姿も形もわからないとあっては、浮足立うきあしだつのも無理ではなかった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
兵馬の前にいた黒山の人間が浮足立うきあしだって崩れると、その中で米友の大音。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)