“浦戸湾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらとわん50.0%
うらどわん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば、私がすしを食うときにそのはしにかび臭いにおいがあると、きっと屋形船に乗って高知こうち浦戸湾うらとわんに浮かんでいる自分を連想する。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
中学時代に友人二三人と小舟をこいで浦戸湾うらとわん内を遊び回ったある日のことである。昼食時に桂浜かつらはまへ上がって、豆腐を二三丁買って来て醤油しょうゆをかけてむしゃむしゃ食った。
涼味数題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
いちばん最初のいわゆる「海水浴」にはやはり父に連れられて高知浦戸湾うらどわんの入口に臨む種崎たねざきの浜に間借りをして出かけた。
海水浴 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
孕は地名で、高知の海岸に並行する山脈が浦戸湾うらどわんに中断されたその両側の突端の地とその海峡とを込めた名前である。
怪異考 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)