『万葉集』巻四に「三熊野之浦乃浜木綿百重成心者雖念直不相鴨」という柿本人麻呂の歌がある。この歌中の浜木綿はすなわちハマオモトである。
万葉などに歌はれてゐる「浜木綿」すなはち、「はまおもと」の実物を見た日の、あのなにかしら胸の血の湧くやうな気持を忘れることはできない。
浜木綿は花のかむりの立ち枯れてそこらただ暑し日ざかりの砂
浜木綿といふ草の名に
“浜木綿(ハマユウ)”の解説
ハマユウ(浜木綿、学名: Crinum asiaticum)は、ヒガンバナ科の多年草。(クロンキスト体系ではユリ科)。花の様子は、コウゾなどの樹皮を細く裂いて作った繊維から作った布と似ており、神道神事で用いられる白い布をゆう(ゆふ)と呼ぶ。別名のハマオモトは、肉厚で長い葉がオモト(万年青)に似ることから。
水はけが良く日あたりの良い場所を好み、主に温暖な海浜で見られる(海浜植物)。道ばたや公園、庭に植えられることもある。日本に自生するのは亜種 C. a. var. japonicum (Baker)。宮崎県の県花となっている。
(出典:Wikipedia)
水はけが良く日あたりの良い場所を好み、主に温暖な海浜で見られる(海浜植物)。道ばたや公園、庭に植えられることもある。日本に自生するのは亜種 C. a. var. japonicum (Baker)。宮崎県の県花となっている。
(出典:Wikipedia)
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