“はまゆふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浜木綿80.0%
浜木棉20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浜木綿はまゆふは花のかむりの立ち枯れてそこらただ暑し日ざかりの砂
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
この磯は半ば枯れたる浜木綿はまゆふの日向かがやかし鰯子しこの函干す
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
浜木棉はまゆふの花はこの雨の中にいつか腐つて行くらしかつた。彼女の顔は不相変あひかはらず月の光の中にゐるやうだつた。が、彼女と話してゐることは彼には退屈でないこともなかつた。
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)