“はまゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浜勇66.7%
浜木綿33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浜勇はまゆうちゅうてその頃はあまり流行らない顔だしたが、まン丸い愛嬌のしたゝるような可愛い妓だしてな、まア、役徳ちゅう奴で
いいえ、あれは静岡産です。浜勇はまゆうといってこの土地切っての流行妓はやりっこですよ。お気に召しましたかな」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
植物の名は知らないが、浜木綿はまゆうとか浜防風とか呼ぶのだろう。砂丘にしがみつくようにして、群生している。そこらに腰をおろして、彼は海を見渡した。沖に大きな島かげが見えた。甑島こしきじまだ。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)