浅黄無垢あさぎむく)” の例文
最後の食事をすまし、各〻、越中守の贈り物、自の小袖に、浅黄無垢あさぎむくかみしもをつけ、足袋、帯などつけているところなのである。
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十七士の面々は、最後の食事をすまし、越中守からの贈り物、白の小袖に浅黄無垢あさぎむくかみしもをつけ、足袋、帯なども引き寄せて、静かに死への支度をしている気配。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)