泡吹あぶ)” の例文
店の内や外、満地の兵たちはことごとく、ぶっ坐ったり横になったり、また或る者は、口から泡吹あぶくをふいて、ただすこし手や足ばかりを海鼠なまこのようにもがき合っているだけだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)