法蔵寺ほうぞうじ)” の例文
与右衛門はそうして累を殺し、あやまって河に落ちて死んだと云って、その死骸しがいを背負うて家に帰り、隣の人の手を借りて旦那寺だんなでら法蔵寺ほうぞうじの墓地に埋葬した。
累物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ようやく事済んで、葬りも済んで、今日は七日なぬかでお寺様へ婆ア様達をほじって御馳走するてえので、久し振で米の飯が食えると云って悦んできやしッけ、法蔵寺ほうぞうじ様へ葬りに成っただ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)