法皇ほうおう)” の例文
成経 父は宗盛をひどくにくんでいました。法皇ほうおうは父にその位を与えたいと思っていられるのに、あの清盛きよもりがそれをさまたげましたから。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
法皇ほうおう
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの法皇ほうおうをひそかに山荘に迎えた夜、清盛きよもりをたおす細密さいみつ計略けいりゃくを定めたあとで、さながらわれわれの勝利の前祝いのように、期せずして生じたあの諧謔を!
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)