河岸通かしどほり)” の例文
川添ひの町の路地は折々忍返しをつけた其の出口から遥に河岸通かしどほりのみならず、あはせて橋の欄干や過行く荷船の帆の一部分を望み得させる事がある。かくの如き光景はけだし逸品中の逸品である。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)