水色桔梗みずいろききょう)” の例文
そしてその無数なる霊感は霧のごとく蕭殺しょうさつたるものをみなぎらし、各部隊の上にはためく水色桔梗みずいろききょうの九本旗にも、雲をつようなすがたがあった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
光秀の首は本能寺の焼け跡にさらされた。水色桔梗みずいろききょうの九本旗がここの暁に鼓譟こそうしてからわずか半月の推移であった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)