“段山”の読み方と例文
読み方割合
だんやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
段山だんやまの丘ひとつの争奪戦に、一日のうち、薩軍の死傷百余、籠城方の死傷二百二十五名というような、無茶な肉弾戦も繰返されたが、依然、そこの防禦線は、死守する台兵の手にあった。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見に来いと云ってやったんですが、段山だんやまの陣地で軍務についておる身だから、そんなものは見に行かれんという返事です。……見たくてしようがないくせに負惜しみしとるんですな。はははは
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)