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歎異鈔
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たんにしょう
ふりがな文庫
“
歎異鈔
(
たんにしょう
)” の例文
炉のそだ火に当っている老人は、寝所に入る前、必ず仏壇に行った。燈明をあげ、肩衣をつけ、
歎異鈔
(
たんにしょう
)
に類したものを唱した。そして口のうちで
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
漱石氏のごときも、その点は私は常に不満であった。聖書や『
歎異鈔
(
たんにしょう
)
』のなかには皮肉の調子はどこにも見えない。
愛と認識との出発
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
十七日、磯辺病院へ入院、気管支炎も
扁桃腺
(
へんとうせん
)
炎も回復したが、歯を抜いたあとの出血が止まらず、敗血症になって、人々の輸血も
甲斐
(
かい
)
なく、二月七日朝絶息、重態のうちにも『
歎異鈔
(
たんにしょう
)
』を読みて
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
そして運命の力を感ずる。『
歎異鈔
(
たんにしょう
)
』のなかにも、何人も知るごとく
愛と認識との出発
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
“歎異鈔(
歎異抄
)”の解説
『歎異抄』(たんにしょう)は、鎌倉時代後期に書かれた日本の仏教書である。作者は、親鸞に師事した河和田の唯円とされる。書名は、親鸞滅後に浄土真宗の教団内に湧き上がった親鸞の真信に違う異義・異端を嘆いたものである。『歎異鈔』とも。
(出典:Wikipedia)
歎
漢検準1級
部首:⽋
15画
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
鈔
漢検1級
部首:⾦
12画
“歎異”で始まる語句
歎異抄