欠土瓶かけどびん)” の例文
こう云いながら鬼小僧は、足下あしもとに置いてあった盃洗を取り上げ、グイと左手で差し出した。それからこれも足元にあった、欠土瓶かけどびんをヒョイと取り上げたが、ドクドクと水を注ぎ込んだ。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)