櫟津いちひづ)” の例文
櫟津いちひづは大和の添上そへかみ郡だといふから、櫟津いちひづ檜橋ひばしとつづけると、神田の龍閑橋りうかんばしとか芝の土橋どばしとかいふふうに方向まで示してゐるので、その土地にくはしくもないくせに、大和生れの娘の顏を見て
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
さしなべに湯沸かせ子ども櫟津いちひづ檜橋ひばしより來むきつむさむ
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)