檜皮ひはだ)” の例文
目に情けなく見える単衣ひとえに、はかま檜皮ひはだ色の尼の袴を作りなれたせいか黒ずんだ赤のを着けさせられていて、こんな物も昔着た物に似たところのないものであると姫君は思いながら
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
糺の森かみのみたらし秋澄みて檜皮ひはだはひてぬ神のみたらし
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)