橿かし)” の例文
大海人おおしあまは今日も朝から猟だつた。午ちかく、どこではぐれたのか伴の者もつれず、一人でふらりと帰つてくると、宮前の橿かしの木のしたで赤駒の歩みをとめた。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
橿かし馬酔木あしび、枝さし蔽ひ
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)