“橿園”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしぞの50.0%
きやうゑん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳橋を過ぐる詩と橿園かしぞのに訪はれた詩とには、稍衰残の気象が見える。「過柳橋。嘗酔江辺春酒楼。如今袖手過橋頭。杜娘何去韋娘老。岸柳条々餞暮秋。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
木村文河、名は定良さだよしあざなは駿卿、通称は駿蔵、一に橿園きやうゑんと号した。身分は先手与力さきてよりきであつた。橘千蔭ちかげ、村田春海はるみ等と交り、草野和歌集を撰んだ人である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)