“樊口”の読み方と例文
読み方割合
はんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いで、君と臣とは、樊口はんこうの高地へのぼって、こよい周瑜が指揮なすところの大江上戦を見物申さん。——はや、お支度遊ばされよ」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ただ今、樊口はんこうのほうから、一艘の小舟が、帆を張ってこれへ参る様子。へさきにひるがえるは、趙子龍ちょうしりゅうの小旗らしく見えまする」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、玄徳も取急いで、甲冑かっちゅうをまとい、孔明と共に、樊口はんこうの望台へ移ろうとした。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)