“棺巻”の読み方と例文
読み方割合
かんまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは別人でなく、この前の晩に宮川の川原の蘆葦茅草ろいぼうそうの中を、棺巻かんまきの着物をかかえてさまようた怪物、桜の馬場で馬子を斬ろうとして逸走せしめたあの覆面が、今晩もまた、夜遊びに出たのです。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)