梨地蒔絵なしじまきえ)” の例文
梨地蒔絵なしじまきえで、幸阿弥こうあみ風に——面倒な注文でございますが、御影堂では、夜も昼も、職人から主人からかかりきりで、それもやがて、仕上げに近いと聞きましてございます。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
いろいろ遠方から気をつかってくる北条氏政うじまさにたいしては、梨地蒔絵なしじまきえの太刀一腰ひとこし与えただけで
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)