桃林橋とうりんきょう)” の例文
わかれに菓子なぞやっても、喰おうともしなかった。しかして旧主人夫妻が帰った後、彼等が馬車に乗った桃林橋とうりんきょうの辺まで、しろは彼等の足跡をいでまわって、大騒ぎしたと云うことであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)