根生こんじょう)” の例文
又市も油断をしませんで隙が有ったら逃げようかなんと云う横着な根生こんじょうが出まして、あとへ段々さがる、此方こちらも油断はないけれども年功がないのはいかぬもので
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
四民平等の世の中なのに——おれはいけない。なあんだ、当り前だと思いながら、なさけないことに町人根生こんじょうがぬけないのだな、心ではそう思いながら、つまらない奴に、自然と頭が下がりやがる。