株根かぶね)” の例文
そう笑いながら申され、白い山百合の株根かぶねを幾つも掘り出されました。それを三粒ほどわたくしの手に乗せられ
あじゃり (新字新仮名) / 室生犀星(著)
宇治山田の米友は、山形雄偉なる胆吹山いぶきやまを後ろにして、しきりに木の株根かぶねを掘っています。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)