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柴折戸
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しをりど
ふりがな文庫
“
柴折戸
(
しをりど
)” の例文
何處から現はれたか、小腰を屈めたのは冷たい美しい女中、
雪洞
(
ぼんぼり
)
を左手に移して、離屋の
柴折戸
(
しをりど
)
をそつと開けました。
銭形平次捕物控:027 幻の民五郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
玄關からは上らずに
柴折戸
(
しをりど
)
を潜つて庭へ這入ると、鼈甲の大きな老眼鏡をかけた父は
白髯
(
しらひげ
)
を撫でながら、縁側の日當りに腰をかけて
唐本
(
たうほん
)
を讀んで居られたが、自分の姿を見ると、何より先に
新帰朝者日記 拾遺
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
柴折戸
(
しをりど
)
を開いて離屋へ通して貰ひましたが、船の中へは、河岸の石垣傳ひに、往來から直接でも行けるといふことを發見した以外には、何の得るところもありません。
銭形平次捕物控:004 呪ひの銀簪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
柴
漢検準1級
部首:⽊
9画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“柴折”で始まる語句
柴折
柴折門