柔腕やさうで)” の例文
素人運転士の僕だが、白人を克服せんとする意気で、柔腕やさうでにもかかわらず、千五百トンの巨船が自由自在に動き、舵機だきも、スクリウも、僕の命ずるがままになってくれる。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)