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枳園
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きえん
ふりがな文庫
“
枳園
(
きえん
)” の例文
またこれに
先
(
さきだ
)
つこと一年に、森
枳園
(
きえん
)
が江戸に帰った時も、五百はこの支度の他の一部を贈って、枳園の妻をして面目を保たしめた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
この年に森
枳園
(
きえん
)
は、これまで抽斎の弟子、即ち伊沢蘭軒の孫弟子であったのに、去って直ちに蘭軒に従学することになった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
この詩は維新後森
枳園
(
きえん
)
が刊行した。抽斎は
啻
(
ただ
)
に家庭において王室を
尊崇
(
そんそう
)
する心を養成せられたのみでなく、また迷庵の説を聞いて感奮したらしい。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
香以は旧に依って
讌遊
(
えんゆう
)
を事としながら、漸く自己の運命を知るに至った。「年四十露に気の附く花野
哉
(
かな
)
。」山城河岸の酒席に森
枳園
(
きえん
)
が人を
叱
(
しっ
)
したと云う話も、この頃の事であったらしい。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
枳
漢検1級
部首:⽊
9画
園
常用漢字
小2
部首:⼞
13画
“枳園”で始まる語句
枳園立之