枯葉かれっぱ)” の例文
第一この塔婆だって、束にして、麁朶そだ枯葉かれっぱと一所に、位牌堂うらの壁際に突込んであったなかから、(信女)をあてに引抜いて来たッてね、下足の若いしゅが言っていました。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
上の所まんだらにげておる焦茶色の短かい羽織に、八丈まがいの脂染あぶらじみた小袖を着し、一本独鈷いっぽんどっこの小倉の帯に、お釈迦の手のような木刀をきめ込み、ねぎ枯葉かれっぱのようなぱっちに
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)