眼に見えない肝心のところ、柱や梁の枘はゆるんでるに違いない。死なば皆諸共、一度にぐしゃりと潰れるまでである。
窓枠の枘から外されたと見え、それぞれ少しずつ中ほどから曲がったまま軒下に捨ててあるのを見ました時に、私は思わずふるえあがってしまいました。
私がふり向いて見物人を見ることが出来るように、我々は円場にごく接近して坐った。場内は枘穴を持つ横木で、六フィート四方位の場所にしきられている。
それぞれの木は元のところで丁寧に枘つぎにされた——その頃には他の道具も借り入れたのである。
それから栓をつかんで、そっと音のしないように、枘へ差し込んだ。本能が手伝ったのだ。これだけすっかり済ますと、彼は息を殺して、ドアのすぐ傍に身をひそめた。
“枘(ほぞ継ぎ)”の解説
ほぞ継ぎ(ほぞつぎ、枘継ぎ、英語:mortise and tenon)またはほぞ接ぎとは、2つの木材部品を接合する継手の一種である。世界中の木工は数千年にわたり、主に木材を90度に接合するときにこれを使った。基本的な形式は、簡易かつ強固であった。この方式の継手には様々な変形があるが、基本的にほぞ継ぎは2つの部品:ほぞ穴とほぞの突起で構成される。通常横框と呼ばれる木材の終端を加工したほぞは、対応する木材に彫った正方形または長方形の穴に収まる。ほぞはほぞ穴にぴったり合うよう切断加工されており、通常はほぞを完全にほぞ穴に差し込んだ時に安定させる肩がある。継手を接着剤、留め具、くさびで固定することもある。
この継手は他の材質の部品で使うこともある。例えば石工および鍛冶屋の伝統的手法である。
(出典:Wikipedia)
この継手は他の材質の部品で使うこともある。例えば石工および鍛冶屋の伝統的手法である。
(出典:Wikipedia)