“松波資之”の読み方と例文
読み方割合
まつなみすけゆき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小金井へ縁附いて、ほど過ぎてからのことです。少し落附いて何かして見たいと思う時に、兄が井上通泰いのうえみちやす氏の紹介で松波資之まつなみすけゆき氏へ伺って見よと申されました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
「源氏物語は悪文だ」と言った松波資之まつなみすけゆき氏の語をあげている(鴎外全集、一九、四三八ページ)。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そしてそれが単に現代語でないからだというだけではないのでございます。或る時故人松波資之まつなみすけゆきさんにこのことを話しました。そうすると松波さんが、源氏物語は悪文だといわれました。