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末期養子
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まつごようし
ふりがな文庫
“
末期養子
(
まつごようし
)” の例文
優善はこの時矢島氏に
入
(
い
)
って
末期養子
(
まつごようし
)
となったのである。そしてその媒介者は中丸昌庵であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
故にもし
末期養子
(
まつごようし
)
に依って家督を継ぐことを許さぬ法律があるときは、急病、負傷、変災などのために戸主が突然に死亡して、一家断絶する場合が多くあるのは勿論である。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
六月十二日に、二子
優善
(
やすよし
)
が十七歳で、二百石八人扶持の
矢島玄碩
(
やじまげんせき
)
の
末期養子
(
まつごようし
)
になった。この年渋江氏は本所
台所町
(
だいどころちょう
)
に移って、神田の家を別邸とした。抽斎が四十七歳、五百が三十六歳の時である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“末期養子”の解説
末期養子(まつごようし)は、江戸時代、武家の当主で嗣子のない者が事故・急病などで死に瀕した場合に、家の断絶を防ぐために緊急に縁組された養子のことである。これは一種の緊急避難措置であり、当主が危篤状態から回復した場合などには、その縁組を当主が取り消すことも可能であった。当主が既に死亡しているにもかかわらず、周囲の者がそれを隠して当主の名において養子縁組を行う場合も指す。
(出典:Wikipedia)
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
期
常用漢字
小3
部首:⽉
12画
養
常用漢字
小4
部首:⾷
15画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“末期”で始まる語句
末期
末期相