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木羽葺
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こっぱぶき
ふりがな文庫
“
木羽葺
(
こっぱぶき
)” の例文
今は多少の修補をして、又一君と其縁戚の一少年とが住んで居る。直ぐ其側に二十坪程の
木羽葺
(
こっぱぶき
)
の此山中にしては頗立派なまだ真新しい家が、戸をしめたまゝになって居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
河口を少しくのぼった
空地
(
くうち
)
には
木羽葺
(
こっぱぶき
)
の休憩所が一つ見えていた。まだ接待の準備もつかないらしく、若い酌婦風の女が一人二人、風に吹かれて、対岸の遠いポプラや
白樺
(
しらかんば
)
のかがやきを見入っていた。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
山下道
(
やましたみち
)
を川に沿うて
溯
(
さかのぼ
)
ること四五丁余、細い煙突から白い煙を立てゝ居る
木羽葺
(
こっぱぶき
)
のきたない家に来た。神居古潭の鉱泉宿である。取りあえず裏二階の
無縁畳
(
へりなしだたみ
)
の一室に導かれた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
雑木林に家がホノ見え、杉の森に寺が隠れ、此程並木の
櫟
(
くぬぎ
)
を伐ったので、畑の一部も街道も見える。彼が
粕谷
(
かすや
)
に住んだ六年の間に、目通りに
木羽葺
(
こっぱぶき
)
が一軒、
麦藁葺
(
むぎわらぶき
)
が一軒出来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
葺
漢検準1級
部首:⾋
12画
“木羽”で始まる語句
木羽
木羽屋根