“木工”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もく50.0%
むく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
などと言って、さすがに真正面から促すのでなく、主人あるじの注意を引こうとするようなことを言う声が聞こえた。中将の君や木工もくなどは
源氏物語:31 真木柱 (新字新仮名) / 紫式部(著)
木工もくの君は初めからこの家の女房であとへ残る人であった。中将の君は夫人といっしょに行くのである。
源氏物語:31 真木柱 (新字新仮名) / 紫式部(著)
雅定は俊頼に向っていった、「木工むくこうの殿はあの声をお聞きですか」。すると俊頼はすぐ、「思いもかけぬ春鳴けばといった趣でございますな」と答えた。これは『後拾遺集』春下に
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)