“曽我”の読み方と例文
旧字:曾我
読み方割合
そが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし初春の狂言には曽我そがを演ずるを吉例としてある。曽我は敵討かたきうちで、敵を討てば人死のあることを免れない。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
それじゃ仕方がないから大切だいじに保護して置いてくれ。仇討ちは曽我そがの場合には十八年かゝっている。十八年の天津風あまつかぜ。今に知事になって切ってやるというのだった。
首切り問答 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「しかし曽我そがだって、一人討つに二人死んでいる。忠臣蔵に至っては一人の為めに四十七人犠牲になっている。斯ういうことは武士道だから、元来算盤珠そろばんだまに乗らないんだ」
首切り問答 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)