曙井戸あけぼのゐど)” の例文
曙井戸あけぼのゐどの茶碗が出て來さへすれば、二萬兩の金が入るのだよ。淺田屋は貧乏搖ぎもしないだらうよ」
曙井戸あけぼのゐどの茶碗を隱して主人と一番番頭に自害をさせても何んにもしないと言ふ心算つもりか」
曙井戸あけぼのゐどの茶碗に、近頃小さい乍ら傷が見えたので、お茶人の淺田屋總兵衞がお預りして懇意な竈元かまもと修繕なほしに廻す筈だつたのが、淺田屋の土藏の中で、何時の間にやら紛失して了つたのです。