昼寄席ひるよせ)” の例文
その講談は老人の猶衰えなかった頃徒歩して昼寄席ひるよせに通い、其耳に親しく聴いたものに較べたなら、呆れるばかり拙劣な若い芸人の口述したものである。然し老人は倦まずによく之を読む。
百花園 (新字新仮名) / 永井荷風(著)