春木町はるきまち)” の例文
此方こなたは鹽原角右衞門夫婦、其のは大宮宿の栗原と申す旅籠屋はたごやに泊り、翌七日江戸に着し、本郷ほんごう春木町はるきまちに参りまして、岸田宇之助方を尋ね、妹おかめに逢い、右内が変死の事と
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其の角右衞門の家に勤めました岸田右内きしだうないという御家来がありまして、其の者が若気の至りで、角右衞門の御新造ごしんぞいもとおかめと密通をして家出をいたし、本郷ほんごう春木町はるきまち裏家住うらやずまいをいたしまして
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)