“明月記”の読み方と例文
読み方割合
めいげつき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが俊成の子定家の日記の『明月記めいげつき』には、文治四年四月二十二日巳刻みのこくごろ、俊成が撰集奏覧のために参院したと記している。内々の改訂でもしたらしい。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
藤原定家の“明月記めいげつき”などによると、息子の爲家と來客とのはなしのうちに——都は夜毎群盜になやまされ、この頃では、食へない公卿の家人はみな夜稼ぎに出かけると云つてゐる。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)