昌平坂しょうへいざか)” の例文
彼は役料やくりょう十五石で藩の文庫へ勤めているが、十九歳から五年間、江戸邸で昌平坂しょうへいざか学問所へ通学したというほかに、さしてとびぬけた才能があるわけではない。
女は同じ物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
神田お茶の水の昌平坂しょうへいざか駿河台するがだい岩崎邸門前いわさきていもんぜんの坂と同じく万世橋まんせいばしを眼の下に神田川かんだがわを眺むるによろしく、皀角坂さいかちざか(水道橋内駿河台西方)は牛込麹町の高台並びに富嶽ふがくを望ましめ